教育方針
人間資質の形成は、幼児期における開発伸張の如何によるところ多大であることに思いをいたし、
教育環境の整備を周到にして適正な教育計画による指導実践を行い、健全な心身の育成を期する。
園の紹介concept
人間資質の形成は、幼児期における開発伸張の如何によるところ多大であることに思いをいたし、
教育環境の整備を周到にして適正な教育計画による指導実践を行い、健全な心身の育成を期する。
じょうぶな身体
やさしい心
盛岡市の中心部よりやや北寄り、盛岡バイパス上田交差点より高松の池を中心とした自然の野山のある高松公園のすぐ近くに位置し、周りには市立図書館、盛岡市上田公民館、NHK盛岡放送局、また、盛岡一高、盛岡三高、杜陵高、盛岡誠桜高、岩手大学等、幾多の文化・文教施設があり、自然にも恵まれた好適な教育環境にあります。
幼少期に自然に触れ、自然に親しむことは様々な感性が育まれ、人間形成のうえでとても重要なことです。本園はすぐ近くに高松の池を中心とした高松公園があり、最良の環境にあります。機会を見つけては散歩に出かけ、野山をめぐり、草花や木々の花が醸す匂いを感じたり、虫の鳴き声や鳥のさえずり、風の音などを耳にしたり、四季の移ろいの中で多彩な色を目にしたり、安全な木の実を口に含んでみたり、虫や木々の実に触れることで自然が織りなす様々な事象に気づき、感動することで、更に興味・関心・好奇心が広がり、生命的、美的、知的、心情的、創造的な感性が育まれていきます。
子ども達は砂場遊びがとっても大好きです。本園の砂場は広く、一部に高低差を設けるなど、子ども達の想像力が引き出される造りとなっています。
様々な道具や自然物(植物)、そして水をふんだんに使って友達を誘い、誘われ、共に考え工夫し、遊びに熱中でき、感動を味わえる園内での楽しい遊び場のひとつです。子ども同士が時を忘れて遊び込む中で、思考する力や創造性が育まれ、言葉の育ちにもつながり、協力し遊びを発展させ、達成感を味わうことで物事に意欲的に取り組む力が育ちます。
幼児にとって歩いたり、走ったり、握ったり、駆け上ったり下りたり、登ったり、ぶら下がったり、這ったり、跳び越えたり、転がったり、くぐったり、渡ったり、投げたりなど全身を使い楽しく遊ぶ中で基本的な身体の動きを身につけることが重要です。また、どんな場面で、どのような身体活動が望ましいのか、更には質を高めるにはどうすればよいのかが問われます。自然と関わる中での多くの体験活動こそ幼児の身体の基礎的発達には効果的だと言われています。
本園には身近な自然と関わることができる環境があります。野山の散策活動で自らの身体をコントロールする高度な動きを身につけ、その体験によって身体の各部位がバランスよく育まれ、運動遊びに積極的に取り組むようになり、後々の運動能力の向上にもつながっていきます。
自然体験で感じ入った鳥の鳴き声、風の音、波の音、葉擦れ音などの様々な音を耳で感じ受け入れることで、音楽の表現活動にもつながっていきます。
各教室では先生のピアノに合わせた歌声が聞こえてきます。
また、3歳児はすず・カスタネット・タンバリンなどの打楽器を用いてのリズム分担奏を、4歳児は鍵盤ハーモニカに加え様々な打楽器による合奏、5歳児は鍵盤ハーモニカ、電子キーボード、更には多くの打楽器による合奏を楽しみながら取り組んでいます。合唱と合奏を大きなホールをお借りし発表の機会を設けています。
素晴らしい感動を味わうことで子ども達にとって大きな思い出となります。
本園は園内、園外ともに自然に恵まれた環境にあり、身近な自然に関わることで育まれた様々な感性を絵画・造形活動に生かし、想像性を発揮し、独創性に富んだ作品作りに結びつけています。
絵本・紙芝居の読み聞かせは愛着関係が生まれ、情緒が安定し、やさしさ・思いやりの心、喜怒哀楽、善悪の判断、考える力、勇気、意欲、自制心、言葉の習得、会話力などが育ち、本好きにつながります。
本園では毎日絵本や紙芝居の読み聞かせの時間を設けております。また、近くの市立図書館に出かけ絵本専門員の協力のもと読み聞かせの時間も設けています。心情面や社会性などの感性の育ちに結びつけています。
園内では二十日大根・トマト・きゅうりを、滝沢の畑ではじゃがいも・さつま芋・キャベツ・にんじん・白菜・大根の苗植え・種まきし、お世話しながら育てています。収穫した野菜は給食の食材として用いています。
また、園庭は子ども達が種まきをし、お世話しながら育てた多くの花が咲き誇っています。花を摘んでの押し花作りや色水遊び、そして絵を描いたり造形活動に利用したりと日々花々を目にし、その美しさを感受しながら生活しています。また、花の成長を楽しみにお世話することで本園の教育目標であるやさしい心・思いやりの心が育ちます。
年少組・年中組は絵本の世界や、日々の幼稚園生活の中で体得してきたことを歌や踊り、そして言語などで表現発表します。
年長組はこれまでの幼稚園生活の中で経験してきた感動体験を生かし、先生と子ども達とで台詞や踊り、構成まで話し合い、劇づくりをします。
主体的に取り組み、皆で作り上げたことで表現豊かに、そして生き生きと楽しんで発表します。
本園では家庭や園だけの教育・保育活動にとどまらず、地域と共にをモットーに地域社会との関わりを大切にしています。人と人とのつながり、支え合いによって社会が成りたっていることを体験してもらうことで社会性の育ちに結びつけています。
〈地域のお祭り・イベントへの参加〉
地域の融和と活性をねらいとしたイベントであるたかまつ音楽祭への参加や、伝統的祭りである盛岡さんさ踊りにも昭和57年から参加し続けています。
年長者を敬い、大切にすることを身をもって感じてもらいたく、高齢者施設に訪問し、たくさんお話したり一緒に伝承遊びや手遊びをしたり、歌やダンスを披露したりふれあいの場を設けています。
持続可能な地球環境を希求し環境マネジメントの実践をしている学生の皆さんから、自然の仕組みや不思議さを教えていただいたり、自然環境の大切さに気付く取り組み体験をしています。
岩手大学・吹奏楽部のお兄さんお姉さん方を招き、本物の素敵な音楽を聴いたり、楽器に触れることができるふれあいコンサートを実施しています。
地域の警察署、消防署、市立図書館、高松公園管理事務所、老人クラブへ日頃いっぱいお世話をいただいていることへの感謝の気持ちをお伝えし、手作りのプレゼントを添え訪問しています。
本園は開園当初より給食室から調理中の匂いが漂ってくることで子ども達に食べ物への関心を持ってもらおうと自園調理での給食を提供し今日に至っております。
献立は自園での調理方式だからこそ工夫ができますし、作りたての温かい給食を食べることができます。また、野菜嫌いの子ども達も自分たちで育てた野菜だからと頑張って食べるようになります。楽しい雰囲気の中で食事をとるように心掛けており、箸の使い方や食事の際のマナーなども身につけてもらうよう援助をしています。
食材の中には残留農薬が多く混入していたり、有害食品添加物が混入しているものもあることから、安全な食材の仕入れに留意し、子ども達の食の安全を第一に考え提供しています。自園調理だからこそ出来るきめ細かい対応を心掛けています。
〒020-0114 岩手県盛岡市高松1丁目6番34号 |
TEL 019-662-2055 |
FAX 019-662-6882 |
沿革 | |
昭和31年12月20日 | つつみ幼稚園設置 岩手県知事認可 |
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昭和32年 1月25日 | つつみ幼稚園創立記念式 |
昭和32年 4月10日 | 第1回入園式挙行 |
昭和33年 3月18日 | 第1回卒園式挙行 |
昭和39年 3月10日 | 学校法人堤学園設立 岩手県知事許可 |
昭和51年 6月30日 | 新ホール完成 |
昭和57年 8月 | 「盛岡さんさ踊り」初参加 |
昭和57年10月28、29日 | 第7回東北地区学校法人幼稚園教職員教育研究大会岩手大会公開保育「自然」 |
昭和61年11月 9日 | 創立30周年記念式典・祝賀会 |
平成 5年10月26,27日 | 第8回東北地区私立幼稚園教員研修大会岩手大会公開保育「3歳児」 |
平成 8年 8月 1, 2日 | 第41回東北造形教育研究大会岩手大会公開保育 「自分の思いをもち、生き生きと表現する子どもをめざして ~環境構成と支援の在り方をとおして~」」 |
平成11年10月14,15日 | 第14回東北地区私立幼稚園教員研修大会岩手大会公開保育「子どもの生活とことば」 |
平成16年 7月29日 | 園舎全面改築工事着工 |
平成17年 2月28日 | 新園舎完工 |
平成17年 3月30日 | 新園舎落成記念式典・祝賀会 |
平成18年11月24日 | 創立50周年記念式典・祝賀会 |
平成20年 7月30、31日 | 第53回東北造形教育研究大会岩手大会公開保育 「つながる心つながる世界 ~表現と言葉を位置づけた保育実践のあり方を通して~」 |
平成25年10月18、19日 | 第28回東北地区教員研修大会岩手大会公開保育「表現する力の育ち」 |
平成28年 4月 1日 | 幼保連携型認定こども園に移行 |
令和 6年 3月18日 | 第67回卒園式挙行 |
令和 6年 4月10日 | 第68回入園式挙行 |